足関節
こんにちは。
今日は、足関節がゴルフスイングに与える影響を考えてみたいと思います。
足首の動きには、底屈、背屈、内返し、外返しなどの動きがありますが、その中でも今回は距腿関節で行う、底屈、背屈の運動の中の”背屈”に注目して行きます。
背屈の動きは、足首を足の甲側に曲げることを言いますが、施術をしていてもこの動作が硬い方が多く見受けられます。
可動域は、背屈が20°、底屈が45°と言われております。
床に脚を伸ばして座り、ふくらはぎと足の裏の角度が90°になるようにしていただき、そこから背屈、底屈と行ってそれぞれの角度を調べてみて下さい。
原因は色々ですが、関節が硬い、膝から下の筋肉が硬いために動きに制限が出ていることなどがあります。
足関節の背屈が硬い方のスイングの特徴としては、アドレスから体重が踵寄りにあります。
アドレスで、前傾姿勢をしようとするときに足首につまり感があったり、太ももの後ろからふくらはぎにかけてパンパンに張ってしまうような感じがあるので、前傾姿勢が取り辛く、踵寄りに体重をかけてしまいがちになります。
そのため、スイング中の体重移動も踵寄りで行ってしまい、先日お話しました母趾球でのフットワークが出来ていないため、膝、股関節への正しい動きの伝達が出来ません。
つまりは、骨盤(腰)の正しい動きが出来ないため、腰の抜けた(引ける)スイングになり上半身に頼ったスイングになってしまうので、ボールにパワーが伝わりません。
また、踵体重ですとインパクトで”クラブが寝る”と言う現象も起きやすくなります。
打ち終わった後に、後ろ側(背中側)に倒れるようなフィニッシュをとるような傾向が多いです。
この様な傾向のある方は、太ももの裏やふくらはぎのストレッチ、または膝下から足首までの前面の筋肉マッサージなどがお勧めです。
後は、床に座って足首の底屈、背屈の運動を無理のない範囲で行ってみてください。
関節の硬い方に関しましては、当院にて施術を致します!(笑)
柔軟性が出てくれば、スイングによる腰への負担も少なくなりますよ。