アドレスの体重の位置 (前・後)
こんにちは。
今日は、アドレス時の体重のかけ方(前・後)について。
皆さんもご存知の様に、アドレス時の左脚と右脚の体重配分は、50:50が理想でありますが、
前・後 (つま先・かかと) についてはどうでしょうか?
これについても、50:50が理想であります。
実際に、どこに体重をかけていくかと言うと、両足の親指の付け根の少し膨らんだところの母趾球と言うところにかけて行きます。
この、母趾球に体重をかけることで足の前・後のバランスが良くなるのですが、実際に打席に入って打つ時のアドレスを見ると、かかと側に体重がかかっている方が多い様に思います。
理由は、日常生活の姿勢から来るものや、日本人に多いO脚や、ガニ股から来るものもあると思います。
ここで、少し足についてお話ししますが、皆さん一度、つま先側に体重をかけてバランス良く立つことを意識してみて下さい。ほとんどの方は、足の親指側に重心をかけて立とうとすると思います。
これは、足の関節の構造上その様になっていまして、つま先側に体重をかけると足の内側 (親指、人差し指、中指) に重心がかかる様になります。
では、次に足のかかと側に体重をかけてバランス良く立ってみて下さい。ほとんどの方は、親指が浮いて体重が小指側にかかって来ると思います。
これも、足の関節の構造上かかと寄りに体重をかけると足の外側 (薬指、小指) に重心がかかって来る様になります。
したがって、アドレスで重心がかかと寄りにある方は、バックスイング時には右足の小指側である脚の外側で体重を受けやすくなり、インパクトからフィニッシュでは左足の小指側である脚の外側で体重を受けやすくなります。
バックスイングで右足の親指が浮いて、フィニッシュでは、左足の親指がめくれてしまう方は、かかと体重の人が多いのが特徴です。
後、スエーする人にもかかと体重の人が多く見られます。
先程も書きましたが、かかと体重の人は、小指側 (脚の外側) で体重を受けやすいので、バックスイングで体全体が右に動きやすくなってしまいます。
上級者の方などで、かかと寄りの体重で上手く打たれる方もいらっしゃいますが、体の操作が難しくなり、かなりの鍛練が必要になってきますから、一般的には母趾球に体重をかけることをお勧めします。
スエーしてしまう方や、左足の親指がめくれてフィニッシュのバランスを崩してしまう様な方は、一度、母趾球に体重を乗せる意識を持って練習してみてはいかがでしょうか?