X脚タイプの方の特徴

こんにちは。

以前に、O脚タイプの人の特徴について書きましたので、今日はX脚タイプの特徴について書いてみます。

X脚とは、見出しの写真のように、立位の時に膝はくっつきますがかかとが離れてしまっている状態のことを言います。

見た目が、ローマ字のXに似ていることからこう呼ぶのですね。

この、立位時に膝がくっつくタイプにはX脚とXO脚とがありますが、それぞれの脚の特徴には違いがあります。

X脚は、股関節(太ももの骨)は外旋、内転し、膝頭は外を向き、下腿(膝から下の脛骨)も外旋しています。

XO脚は、股関節は内旋、内転、膝頭は内向き、下腿も内旋しています。従って、XO脚の中にはX脚とは違い、かかとがくっつく方もいます。こちらは、若い女性に特に多く見られるタイプです。

以前に、O脚タイプの時に書きましたのと比べてみるとわかりやすいのですが、O脚の対局にはX脚、ガニ股の対局にはXO脚といった感じになります。

このタイプの方のスイングの傾向は、脚の内側の筋肉を多く使う方が多いので、足の親指側で下半身の操作をすることがあります。また、アドレス時の重心がつま先過ぎる方が多く、スタンスは狭めの方も見受けられます。

一見、脚の内側で下半身を操作することは望ましいことなのですが、これが過剰過ぎると良くないこともあります。

このタイプの方は、関節の構造上スイング時の回転運動がしにくくなる傾向があります。右利きの人がインパクトからフォローにかけて、お尻を目標方向に過剰にスエーさせてみたり、左膝を目標方向に過剰に動かして打って行く動作をしたりもします。棒立ちでスタンスを狭目に取る方が多い理由は、回転動作を行いやすくする為の代償姿勢だと私は思います。

この様な方は回転運動の練習をすることをお勧めしますが、方法としましては、先ずはアドレスの姿勢を股関節からしっかり曲げることを行い、右利きの人であれば、アドレスの姿勢でクラブは持たずに自分の右手を後ろに回し、親指で左のズボンのポケットもしくは、届けば左側のベルト通しに引っ掛けて、左脚に体重移動しながらその指でお尻を自分の後方に引っ張ることで回転の動きをサポートしてあげて下さい。

この方法で、体重移動した際の左のお尻の動きがイメージできる様になれば、回転運動のイメージも出来てくると思います。

脚の形が違っても、飛球線方向にスエーしてしまう方は、一度試してみると良いかもしれませんよ!