グリップ

 
こんにちは。
 
今日はグリップについて。
 
一般的に聞くのが、グリップの握り方は小指側を意識して握った方が良いということですが、最近では親指側を意識して握っても良いなど色々聞くようになりました。
 
他にも、昔だったら絶対ダメと言われていたことも今では良しという時代になってきていますので、どれが正しくてどれがダメと決めつける時代ではなくなってきている様な気がします。
 
確かに、医学でも同じ様な流れがありますね。
 
ということで、皆さんは小指側、親指側のどちらか意識して握っていますか?
 
実は、小指側、親指側の意識の違いで影響を受ける場所が違うんです。
 
小指側に意識を持って握ると、肘の内側、上腕三頭筋、背中側への影響が強くなります。
 
逆に、親指側に意識を持って握ると、肘の外側、上腕二頭筋、胸側への影響が強くなります。
 
主に、上腕三頭筋は肘を伸ばす筋肉で、上腕二頭筋は肘を曲げる筋肉。上腕二頭筋はボールをつかまえるためにも必要になりますからこれは難しい。
 
これを踏まえて考えると、小指側?親指側?と偏ることなくバランス良く握った方がいいのかなとも思ってしまいます。
 
ただ、練習する時はあえて意識して握ってみるのも良いかもしれません。
 
どちらかを意識して握ったらスイングがスムーズになったり球筋が安定したりするかもしれませんし。
 
 
 
施術をしていると、大胸筋など体幹前面の筋肉の緊張が強い人が多く、そういう方には背中が丸い方が多く見られます。
 
その様な方は、アドレス時に猫背になり窮屈そうなアドレスになっていることが多いです。
 
一つ言えることは、やはり猫背のアドレスはおすすめ出来ませんね。(機能的に無理な方は除きます)
 
実際に、小指を意識してもらうだけでアドレスの姿勢がいくらか綺麗になる方もいました。
 
ゴルフに限らず、スポーツ全般において身体のバランスは大切です。
 
ゴルフの場合は、スイングの性質上どちらかと言うと左右のバランスに意識が向いてしまいがちですが、前後のバランス感覚も意識しながら練習してもらうことも大切ですね。
 
普段、何気に握っているグリップ。
 
グリップ一つとっても、これだけ身体に与える影響が変わってきます。
 
グリップの形だけを気にするのではなく、握り方のバランスを模索してみるのも面白いと思いますね。
 
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