スイング動作の崩れ 〜 肩甲骨
こんにちは。
今日は、関節の動きの悪さがスイングの崩れに及ぼす影響について考えてみます。
今日は、肩甲骨!
スイングするにあたって、股関節と同じくらい大切だと思う場所。
ご存知のように、背中の左右にある羽の様なもの。
肩甲骨は、腕を挙上(正確には外転)して行く時に、上腕骨と肩甲骨が2:1の割合で動く肩甲上腕リズムと言うものがあります。
したがって肩甲骨は、腕を上げて行く時には肩(上腕骨)の動きを助けてくれるのですが、肩甲骨の動きが悪いと上手に肩を動かすことが出来ません。
その為、肩甲骨が硬い方はバックスイングが思ったところに上がって行かないようになります。
基本的には、年齢が高い人程硬い方が多いですが、最近では姿勢不良の若い方にも多く見られるようになりましたね。
では、肩甲骨が硬いとどんな現象が起こるか…
一つの例として、バックスイングが小さくなることが挙げられます。
バックスイングが小さいままと飛距離に影響が出ますから無理に肩を回そうとします。
しかし、これ以上肩は回らないので体幹の回旋を強めて補おうとします。
過度に体幹を回旋させようとすると背中が反ってしまいますから、前傾姿勢が崩れてしまいます。
また、バックスイングで過度に背中を反ってしまうと左脚体重にもなりやすくなる為、ダウンスイング以降では右脚体重になってしまいます。
所謂、明治の大砲状態です。
他にも症例はありますが、このようにどこか1箇所に問題があれば必ず代償動作が行われます。
スイングの動きは運動連鎖です。
スムーズなスイングを行なう為には、関節の動きは保っておきたいですね。